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<p>スポーツ報知に掲載 キャスター藤堂みちえ</p>

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2009年5月30日

最後まで本気であきらめない選手

 今節は4日目からリポーターとしてピットに入っています。実際に選手の戦いの場へ足を踏み入れるピットは、とっておきの緊張感です。勝利へ向けエンジンやプロペラと格闘する選手。その汗も伝えたい。熱い気持ちがぶつかり合うピットリポートはもがきつつも大好きな仕事です。
 地元SGで気合が入っているのが平田忠則選手です。直前の下関周年では厳しい減量の最後の追い込み段階に入っていました。通常より4~5キロ減を目指すので「集中していないとフラフラするが、逆にいい集中力が保てている」と見た目にはかなりキツそうでしたが、充実感が漂っていました。同じく下関を走っていた松井繁選手は、3年連続ファン投票トップの期待に応え笹川賞ドリーム戦を制してのスタート。前節は1着がなく、松井選手の横を他艇が追い越すシーンもあり、一戦ごとに「レースにならない、アカンな」と連日の整備、調整、整備。「王者だってたまにはこういう時もあるんじゃない?」そんな周囲の雰囲気は「松井さんは凄い」に変わっていきました。年間何節も走る記念戦の一つくらい。そんなあきらめの姿勢はみじんもありませんでした。「よく見ておけ」と言われているような、自分の姿勢まで正されるピットでした。
 それは今節も同様です。平田選手は準優10R、松井選手は準優11Rでベスト6を目指して熱い走りをみせるはず。私も最後まで本気であきらめない選手を最後まで真剣に追いかけリポートします。

スポーツ報知に掲載 キャスター藤堂みちえ