
2011年4月23日
みなさんにまた紙面でお会いすることができ、本当にうれしく思います。こうして帰る場所、戻れる場所があることに感謝します。東日本大震災、再生・復興へ個々の力がつながり大きなけん引力となりますように。被災されたみなさまにお見舞いを申し上げます。
今の日本を元気にする。気構え満タンで始まった名人戦もシリーズ5日目。艇界の誇れるレーサーが連日水面を沸かせてきました。互いにしのぎを削った戦士、過去の話では「まぁ、色んなことがあったよ」。カライ思い出の方が多かったと時折、懐かしそうに振り返ります。たくさんの思いを飲み込み、抱えてきたレーサー人生。太い道のりに「どんな事があったのか?」やすやすと踏み込んではいけない領域を感じます。
準優12R3号艇は古場輝義選手。開幕初日のドリーム戦はチルト3度でスタート。「ピンロク(1着か6着)勝負で」と、ファンに文字通り夢見せるレースでした。「今節はお祭り、気合いは入っています」と言う古場選手。しかし、いきなりピンロク勝負とは! このセリフを聞く場面と言えば通常は後がない予選最終日、もしくは優勝戦です。「予選は準優に乗るための戦い」とも言われ大敗を避けたいのが本音。それをしょっぱなに"十八番ではないチルト3度"勝負。カッコイイ古場選手が更にカッコヨク見えました。
もちろん、手応えがあってのことでしょう。とはいえ、お祭り度満点。プロとは何をすべきか、ファンに喜んで貰ってこそ。そんな気概に感動し尊敬します。「自分もまだまだ頑張るんで、これからも頑張って行きましょう」昨年暮れにエールを送られたびわこ地区選でも準優進出。共に頑張って行こう。それは一人一人の頑張りは決して単体では終らないと言うこと。個の力、想いはつながってゆく。この時期だからこそ、より信じたい。名人達の饗宴も佳境です。